8月18日、富士山の大沢川で降り続いた雨の影響で土石流が複数回発生しました。砂防施設が機能し、付近の住宅などに被害はありませんでした。
国土交通省富士砂防事務所によりますと、18日午前6時40分ごろ富士宮市北山の大沢川で土砂や岩が上流から流れ下るのを大滝観測所の監視カメラが捉えました。18日の県内は、各地で断続的に激しい雨が降り、大沢川の上流では18日午前5時からの1時間に86ミリの猛烈な雨を観測していました。大沢川の下流には土砂をためる施設「遊砂地」が整備されているため、付近の住宅などに被害はありませんでした。富士宮市は、大雨に供えて一部地域に警戒レベル4の避難指示を出していましたが、18日午後10時過ぎに土砂災害警戒情報が解除されたことを受け、市も避難指示を解除しました。