アメリカ政府は、去年2月のウクライナ侵攻開始以来、ロシア軍の死傷者が31万5000人に上ると推定しているとロイター通信が報じました。
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ロイター通信は12日、アメリカの機密扱いを解除された報告書の内容を知る関係者の話を報じました。それによりますと、去年2月のウクライナ侵攻開始以来、ロシア軍の死傷者が31万5000人に上ると推定されているということです。これは侵攻開始直後に投入した人員と比べると87パーセントにあたり、こうした大きな損失によって、ロシアは兵士の採用年齢の上限を引き上げるなど、採用基準をゆるめるに至ったとしています。また、侵攻当初は戦車3100両を投入したものの、そのうち2200両を失い、1970年代に製造された旧式の戦車を使用せざるをえない状況になっているということです。報告書は、こうした人的・物的な大きな損害が、ロシア軍がすすめてきた近代化の努力を大幅に後退させたと指摘しているとしています。
一方で、ウクライナ側も反転攻勢の目立った成果が得られないまま、各国の支援疲れに直面していて、ゼレンスキー大統領がアメリカを訪問し、議会に直接、支援継続を訴えています。
(2023年12月13日放送「news every.」より)
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