漁師の方が漁に出られないほどの異常事態です。三重県志摩市の漁港に大量の魚が打ち上げられました。
14日、三重県志摩市の波切漁港で砂浜と見間違うほど海が一面魚の死骸で白く覆われています。
打ち上げられたのはカタボシイワシなどの小魚。8日に最初の死骸が見つかりその量はこれまで回収しただけでも40トンにもなるといいます。
地元の漁師はこの事態に困惑しています。
地元の漁師：
「８０年間ここで生まれ育っているけど初めてやな」「（漁を）全部休んでやってるんでそれだけでも何百万の損害」
大量死の原因は何なのでしょうか？
三重県水産研究所によると、大きな魚に追われた小魚の群れが漁港に迷い込んだものの、海水の入れ替えが少ないため酸欠になったのではということです。
また、近年は海水温の上昇で魚の生息範囲に変化が起きていることも関係しているとみられます。
Q：当分作業は続きそうですか？
地元の漁師：
「やってもやっても減らないので、土曜までやってもらおうかと」
市によると回収した魚は一部は肥料業者に譲渡し、残りは廃棄する予定ということです。
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