羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突し5人が死亡した事故で、日本航空の機体の撤去が5日午前10時半ごろから始まりました。
(社会部・難波仁史記者報告)
撤去作業は午前8時半ごろから始まりました。現在、機体の周辺では重機4台を使い、解体作業が進められています。
機体から黒い煙が出ましたが、待機していた放水車で消火されています。
1時間ほど前から特に大きく運搬が難しいとみられる翼の部分を重機で切断する作業が行われていて、30分前には片方の翼が切り落とされています。
また、その後の取材で警視庁が5人の身元を特定したことが分かりました。5人はすでに海保が発表している副機長ら5人とみられています。5日から2人の司法解剖を始め、6日には他の3人の司法解剖を行って死因の特定を行うということです。
この事故の影響で日本航空と全日空は5日、6日でおよそ200便ずつを欠航させ、合わせて6万人ほどに影響が出る見込みです。
全日空はこれに伴い成田空港から北海道や福岡までの臨時便を5日と6日で24便設置するなどしています。
こうした影響を踏まえ日本航空は5日中に撤去作業を終わらせ、一刻も早く滑走路を使えるようにする方針です。
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