NHKは報道局の記者が不正に経費を請求していた問題で、第三者委員会による調査結果を発表しました。不正は410件、約789万円に上るということです。
NHKは報道局の30代記者が不正に経費を請求していた問題で先月、この記者を懲戒免職し、外部の弁護士らで構成する第三者委員会を設置して調査していました。
この記者は2020年から今年5月にかけて、取材と称し、複数回にわたって私的な飲食の代金を請求していたものです。
調査報告書では「組織として統制をかけず、不正の抑止を専ら記者個人の職業倫理に依拠」していたことを原因の一つとして挙げ、再発防止策として管理の強化などを指摘しました。
そのうえで、第三者委員会として「取材現場における基本倫理の徹底を行い、風土改革を行うことが必要である」としています。
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