自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で、一部の所属議員がパーティー券の代金を、派閥の口座ではなく議員側の口座に振り込ませ、パーティー収入を中抜きしていた疑いがあることがわかった。
安倍派では、政治資金パーティーで、販売ノルマを超えて集めた分の収入を収支報告書に記載せず、所属議員にキックバックした疑いがあり、東京地検特捜部が16日から議員本人に事情聴取を始めている。
関係者によると、安倍派ではパーティー券専用の口座があり、支援者は派閥の口座に直接代金を振り込むのが慣例となっている。
しかし、一部の議員は口座に代金を入金させ、販売ノルマを超えた分を派閥に報告せず、中抜きしていた疑いがあることがわかった。
中抜き分は、ノルマを達成できなかった時の穴埋めなどに使っていたとみられている。
特捜部は、中抜きに使っていた議員側の口座についても調べ、不透明な資金の流れの実態解明を進めている。
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