「香港国家安全維持法」が施行されて中国が統制を強めるなか、香港の民主化デモで中心的な役割を果たした活動家が2日に香港を離れたと明らかにしました。
羅冠聡さんは黄之鋒さんらと共に2014年の「雨傘運動」で主導的な役割を果たし、活動を続けていました。しかし、今月2日に自身のSNSで香港を離れたと明らかにしました。国家安全維持法の施行についてアメリカの議会で証言したことで「深刻な身の危険にさらされている」と投稿していました。羅さんは「香港にお別れする。もう一度戻れる機会があれば、今と変わらぬ信念を持っていたい」と思いをつづりました。行き先は明らかにしていませんが、今後は国際社会を舞台に情報を発信していくということです。
一方、アメリカの議会上院は2日、香港の自治を侵害した中国当局者などに対して制裁を科す「香港自治法案」を全会一致で可決しました。トランプ大統領が署名すれば成立し、資産凍結やビザの発給停止などが可能になります。
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