福岡県警の元警察官が、妻子3人を殺害したとして1審と2審で死刑判決を受けた裁判の上告審で、最高裁判所は8日、無罪を主張する元警察官の訴えを退ける判決を言い渡しました。
これにより死刑判決が確定します。
元福岡県警・巡査部長の中田充被告(43)は2017年、小郡市の自宅で、妻の由紀子さん(当時38)長男の涼介くん(当時9)長女の実優ちゃん(当時6)3人の首を絞めて殺害した罪に問われています。
中田被告は1審・2審ともに無罪を主張していましたが、最高裁は8日、「自身の罪と向き合う姿勢を示さず、反省悔悟の情をうかがうことはできない」「死刑はやむを得ない」などと指摘して被告側の上告を退ける判決を言い渡しました。
これで中田被告の死刑判決が確定することになります。
最高裁の判決を受け、福岡県警は「今後も県民の皆様の期待と信頼に応える県警の確立に向け取り組んでいく」とコメントしています。