神奈川県横浜市にある、河合塾あざみ野現役館のビルに車が突っ込み、3人がけがをしました。車を運転していたのは、86歳の男性でした。
一歩間違えれば、受験本番を間近に控えた、子どもたちを巻き込む事故になるところでした。
館内にいた高校3年生:「音がしたのは1回ですけど、今でも心臓がどきどきしている」
7日午後4時44分ごろ、ビルの従業員から「建物に車が突っ込んだ」と110番通報がありました。
近くで働く人:「少しの速度じゃ、あそこまでならないと思う。相当スピードは出てたんじゃないか。とにかく救急車が多くて、車もすごい、めり込んでて。非日常的というか、初めての光景で、とても驚きました」
事故直後の映像を見ると、金属フェンスの土台であるブロックをなぎ倒し、前輪が向こう側に。ボンネットは、あまりひしゃげている感じではありませんが、ビルの外壁にはヒビが入り、鉄格子は窓を突き破っています。
車が突っ込んだ部屋は教室ではなく、生徒はいなかったといいますが、予備校の関係者3人が巻き込まれ、病院に運ばれました。軽傷ということです。
館内にいた高校3年生:「今まで聞いたことのないような衝撃音。ドンという音で少し揺れたので、最初は地震かなと思ったが、特にその後、何も情報がなくて、何が起きたのかなって」
この車がどういう経緯で突っ込んでいったのか、その解明はこれからです。ただ、車の発進時にアクセルとブレーキを踏み間違えていた場合、最大で80メートルほど直進していった可能性も否定できません。
車には当時、助手席に90歳の女性、運転席には86歳の男性が乗っていました。
予備校生の保護者:「『事故のせいで休校になるかも』と(子どもから)連絡があったが、まだ戻ってきていないから、予定通りやっていると思う。私もたまに、この駐車場を使う。子どもの行き来の時に。だから他人事ではないなと」
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